上賀茂、本山国有林からの大展望に驚く

5月14日。上賀茂の山を散策中に思いがけず、京都市内を一望できる大パノラマに出会えました。

諸般の事情により、先週（5月7日）に続き「大田の小径」を歩くことにした当日。下調べもほとんどしないまま地図だけを頼りに、少し北の方に足を延ばしました。道中は珍しくもない雑木林で、アップダウンもほとんどありませんでした。物足りなさを感じていたちょうどその時に、上記の写真のような眺望が得られたのです。思わず、「おおー」と叫んだほどです。

大文字山の火床や将軍塚など、京都市内にある他の有名絶景ポイントに勝るとも劣らない景色が広がっていました。

その絶景ポイントは、下記の地理院地図で言えば標高230メートルのピークの付近でした。

帰宅後に振り返ってみますと、今回歩いた「大田の小径」から絶景ポイントまでのルートは本山国有林（もとやまこくゆうりん）の中にあったようです。

本山国有林は、林野庁近畿中国森林管理局京都大阪森林管理事務所が管理しています。同局のウェブサイト上では、国有林については、登山や森林浴など森林レクリエーションを目的とする場合は、事前の手続きをすることなく入林することができるとされています。今回はそのことを事前には把握していませんでした。しかし、結果的には事前手続きがいらなかったようで後から改めて安心しました。

また、今後は、国有林の中で面白そうなルートを探ってみて「森林レクリエーション」を目的に積極的に歩いてみようと思いました。

なお、本山国有林に隣接して京大演習林（京都大学フィールド科学教育研究センター上賀茂試験地）があり、本山国有林とは獣除けのネットで区切られているようでした。国有林とは違って京大演習林に入るには大学の許可が必要とのことです。

おまけとして、前回（5月7日）撮りそこねた、ナゾの建物、京都大学上賀茂地学観測所の写真も載せておきます。こちらは理学部の建物のようであり、上記の上賀茂試験地とは直接の関係はなさそうです。